保護中:パスワードを入力して下さい。
第5章 Copywriting
コピーライティングとは・・・一言でいうと、広告文章を書く事、又はその技術のことを指します。
コピーライティングの「コピー」とは、一般的な ”複写” という意味ではなく、”広告文” という意味になりますので、直訳すると「広告文を書く」といった意味になるんですね。
15秒のテレビCMや、パッと目に入る程度の雑誌広告の「コピー」は、
「その商品に対しての何らかのイメージを与える事であって、商品を売ることが目的ではありません」
よく「キャッチコピー」とも呼ばれ、以下のようなものになります
-
”24時間戦えますか” (リゲイン)
-
”痔にはボラギノール” (ボラギノール)
-
”ありがとう。 イイ~くすりです” (太田胃散)
-
”ココロも満タンに、コスモ石油” (コスモ石油)
-
”チョッコレート。チョッコレート。チョコレートは明治♪” (明治チョコレート)
このように、テレビCMのコピーは、商品や企業のイメージを定着させる事が主な目的になります。
逆に、「DM(ダイレクトメール)」のコピーは、
商品に対してのイメージを与えるだけでは終わらず、具体的な商品の良さや特徴をを伝え、(読み手の)共感や信用を経て、最終的には購入してもらうことが目的となります。
文字数も、1文といった短いものではなく、数千文字~1万文字以上のものとなります。
このように、「コピー」の対象によって、大きく目的や文量(文字数)が違ってくるのです。
テレビCMや雑誌広告を見るターゲットというのは、意識的にその広告を見ている人は少なく、
テレビを見る時も、雑誌を見るときも「広告を見よう」と思って見るわけではないですよね。
たまたま、テレビCMが流れてたから見た。というのが大半でしょう。
逆に「DM(ダイレクトメール)」を見るターゲットというのは、意識的に「見よう」としている場合がほとんどです。そもそも、何かしらの商品や情報に興味があって、自分のメルアドを登録しないと、DMが送られてくる事はありません。
なので、DMが送られてくるということは、その商品(又は情報)に興味があって、メルアドを登録したということになります。
よって、DMを見るターゲットというのは、意識的に見ている場合がほとんどです。
このようにターゲットの意識の違いから、「イメージ重視の広告」か「売るための広告」かに大別することができるのです。
また、「コピーライティング」をもっと広義的にいうと、
「人の心を動かす」であったり「人を行動させる」ための文章を書く。
といったように定義されています。
「人に商品を買ってもらう」といったビジネス的な利用はもちろん、
「人に言うことを聞いてもらう」だったり「相手に自分の言っている事を分かってもらう」といった
コミュニケーションを円滑にとる事に使ったりもできます。
さらに「好きな人に、自分のことを好きになってもらう」といった恋愛のシーンでも用いることができるでしょう。
このように広義的に定義すると、ものすごく幅広く扱えるスキルが「コピーライティング」なのです。
この章では、主にDM等を対称とした、「商品を売る事」を目的とした
「コピーライティング」に必要な「10」の基礎について順に解説していきます。